民事信託Q&A

代表あいさつ

ごあいさつ

一般社団法人民事信託推進センター

代表 押井崇

 

 この度、一般社団法人民事信託推進センターと一般社団法人民事信託士協会が合併し、新たに一般社団法人民事信託推進センターが誕生しました。両団体は、民事信託の健全な発展に寄与することを主な目的として設立されましたが、合併を機に更なる前進を目指し、決意を新たにしているところです。

 

 民事信託は、判断能力の低下に備えて、ご自分の財産の管理を、今から信頼する方に託しておきたい場合、また、障害を抱えるお子さまの将来にわたる財産の管理を信頼する方に託したい場合など、いわゆる「福祉型信託」として、有効に活用されることが期待されています。さらに、民事信託は、後見制度や遺言との親和性が高いので、それらを併用することによって、依頼者の思いに寄り添える可能性が一層高まります。
また、事業承継の円滑化、地域の街づくりの支援、歴史的建造物等の保全など、福祉型信託以外の分野においても、民事信託の可能性は広がりを見せています。

 

 民事信託を取り巻く環境は、ここ数年の間大きな変化を遂げています。世間の関心も高まり、適切な支援を行える専門家の育成は喫緊の課題です。

 私たちは、引き続き民事信託の健全な発展に寄与するため、研究や研鑽を重ねるとともに、民事信託支援業務の専門家である民事信託士の育成にも取り組んで参ります。

以上